私のガイドは、喩え話を使ったり何かを象徴的に示してくるのが大好きです。
ガイドや非物質の存在とのコミュニケーションの中で、多くの人が想像するのは、会話形式で言語的に何かを伝えてくることではないかと思います。
また、実は、ヒプノセラピーの中で体験することにも、しばしば、同じような形でメッセージや何らかの隠された意味が伝えられている時もあります。
そのような精神世界内、非物質な世界でのコミュニケーションでは、言語的なものだけではなく
●まるっと情報の塊を入れられ、知っているという状態(Knowing))
●シンボルや象徴、メタファー的なものを見せられる
も結構多いです。
そのシンボルや象徴、メタファーも、人によって知識や解釈の違いがあるので
自分自身の傾向を知ることが、情報を解釈する手伝いになるかと思います。
たとえばですが。
私の体験するものは、私自身の経験、知識を持っている人間に向けて、非物質の存在がわかりやすく伝えてくれているのかもしれないですし
私の解釈者が、体験したものをそのように受け止めている可能性もありますが
いずれにせよ、私の体験とまったく同じものを、誰かが体験したとしても理解ができないかもしれません
私のガイドは、古代ローマ時代にハドリアヌス帝の愛人だったアンティノウスなのですが
私が非物質での探索を始めたばかりの頃、私はガイドとの関係で悩んでいました
(彼はストーカーと思えるくらいにべったりと張り付いていて、自己主張が激しく、ガイドらしい感じではなかったのです)
しかも、当時はまだ、ガイドとの過去生がほとんど分かっていない段階でした。
そんなある日、ハイヤーセルフと対話をする瞑想というのを体験しました。
その時に、ガイドとの関係をハイヤーセルフに問いかけてみたのです。
問いかけは、
①アンティノウスらしき存在は、本当にアンティノウスなのか?
②そうならば、彼との関係はなんであったのか?
③(今の)彼との関係はなんなのか?
というものでした。
当時は、そうしたメッセージを受け取るチャンネルも今ほど発達はしていなかったので
答えは一言二言の単語とか、イメージをポンと見せてくるとか、そんな感じでした。
そして、それらの質問への答えは。
①YES
②ザクロの実がぱっくり割れて、中の果肉が見えているのを見せられる
③結婚指輪
でありました。
しかしですね。
結婚指輪はともかく。
ザクロの実を見せられても、意味が分かりにくい…
けれど、ふと、西洋絵画では象徴が絵を読み解く鍵だったりするのを思い出し。
ザクロを象徴として見ると。
ギリシア、ローマ的には愛と結婚や妊娠の象徴だったり、多産や豊穣のシンボル。(結婚を司るユノーのシンボルでもある)
ペルセフォネがハデスにさらわれて、冥府に連れてゆかれた後に、ハデスに食べさせられて、地上に戻ることが出来なくなった原因の果物だったり。
死と再生とも関係があるのです
キリスト教的にはひとつのもののもとに多くのものが統合すること、聖母マリアの純潔のシンボル
その時点では、古代ローマ時代の過去生の本当に核となるような記憶には触れていなかったので、意味が理解できなかったのですが。
のちに、何度か前世療法を受けてわかったことや、ブルース・モーエン・メソッドの探索でわかったこととして
過去生において
彼とは、結婚をしていたり、彼の子を身ごもったりもしたので、結婚指輪やザクロの実の象徴は非常にわかりやすく。
更には。
アンティノウスは死後、神格化によって、オシリスやディオニソスなど、死と再生を司る神と習合されているので。。
その人と私の関係がザクロというのは、ペルセフォネがそうであったように、私を死んだ人の世界につなぐような意味ともとれる
また、更には。
ザクロの実は少しブルース・モーエン・メソッドのレベル3で扱うハイヤーセルフ(=ディスク。普通のスピリチュアルのハイヤーセルフとは異なる)っぽくもあります。
つまり同じディスクの存在であるということを示してもいるのかな、と。
色々考えられますが。
出されたシンボルの意味は非常に的確だったわけです。
これらは私の例ですが、一般的にも
非物質的知覚で現れて来たもの、ガイドから示されるものだけでなく。
現実社会に繰り返し現れるものや動物などにも、実は、隠された意味があったりもします。
インディアンなどは何かのタイミングで何かの動物や虫や自然の現象(虹が出るとか)にあうことに意味を見出したりもしますよね。
受け取る情報をただ表面的に理解するだけでなく、そんな風にも読み解くこともできると情報の奥行きが出てくるのかもしれません。
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