作った白味噌

白味噌をつくって来ました

先日、西京味噌の白味噌をつくって来ました。

作った白味噌作った西京味噌の白味噌

ここから発酵が進んで行き、食べられるようになります

味噌づくりに興味を持ったのは、将来的にイタリアに住む可能性もあるから。
日本の食材である醤油、味噌あたりは、海外に住む日本人にとっては切実な問題になることを経験済みだから。

普段から、食べ物、当然、調味料にはこだわりがある方なのですが
イタリアで入手できる味噌(マル●●のだし入り味噌)や醤油(キッコー●●の一番安価なもの)は

棚で埃をかぶっていたり
賞味期限がとっくにすぎていたり
日光を浴びて劣化していたり
得体が知れないものになっていたり

なにより、食べたら、あまりの不味さに泣いた記憶があるのです

普段の食事で、養殖ものは選ばないし、冷凍食品もあまり使わないし
素材や作り方は手間や時間がかかっても、丁寧に作りたい方だったりします

そして、味噌や醤油は合成や化学的なものが入っていないもの、遺伝子組み換えではないもの
国産で、原材料がしっかりしていて
むかしながらの作り方を守っているものを選んでいるのです

それが、人工旨味成分やら添加物の入ったものを食べて
異物感を感じないわけがないのです

イタリアに輸入されている大量生産の工場の製品は、私には絶対にありえないものだったりします

子供を妊娠していた時に、つわりはそれほどひどくはなかったのですが
ソーセージなどの肉の加工品の匂いと味につわりが強烈に出たり
ジェラートの合成の香料の香りや味、食品に含まれる合成保存料や合成のうまみ成分を一切受け付けなくなってしまう
ということがありました。

子供を育む母体としての体は正直なのだというのを実感した出来事でしたが
以来、特にセンシティブになってしまったという所があります。

それで。
買えないなら作ればいいじゃない、というわけで、本格的に学ぶことにしたのです。

しかし、味噌作りひとつとってもたくさんワークショップがあって
しばらく悩んでいたのですが、私が選んだ講座は、発酵に詳しい作り酒屋の出身の方が、専門的に教えてらして

素材や作り方にこだわりがあり、専門的な知識も学べるし
とっても食にうるさい方が通ってる、らしい😁

実際、講座に出席したならば、雑談の中にも食通の人向きの情報がてんこ盛りで
私が知らない情報や銘柄がとてもたくさんあって
食い意地が張っている私には、とっても楽しかったのでした

食べ物の話は、私にとっては、ずっと話していても飽きないような話題なのです

興味ない人には面白くないかもしれないけど
私にとっては何よりも一番刺激的な講座だったかもしれません

何より、作ったものを世話をして、待って
それを食べる楽しみがある😁

その場かぎりではない、幸せの続くワークショップという意味では
食いしん坊にとって、パラダイスなワークショップです

できた白味噌で
お魚の西京漬け作ろうか、とか
白あえもいいな、とか
ポタージュとか、サラダのドレッシングにも使えるかな、とか

楽しみがまだまだ続く🥢♥️

この講座のよいところは
実際に作り方を学び、作るだけでなく
講座の終了時の試験に通ると、資格をもらえるのですが

味噌や醤油をはじめとした発酵食品を作る単発のワークショップを開けるようになり
そのサポートを協会からしてもらえるところであり

本当に美味しい調味料を自作で作る方法を誰にでも教えられるようになる点にもあります

人の日常の幸せって、おいしいものを食べることにあったり
気の合う誰かとおいしいものを食べる時間を分かち合うというのは人間としての基本的な部分に根差しているように思うのです

そして、イタリア向けにブルース・モーエン・メソッドのワークショップを開いていたときに
イタリア人から日本食が好き、って話がでてきて
味噌汁が好きとか、寿司が好きとか言われたりした経験も念頭にあります

日本人と聞いて
喜ばせようと、共通の話題であげてくれているのは理解できるから
話を合わせてはいたけれど

だけど…
多分、あの不味い最低ランクの食材を使って作ってるのかなぁ、とか

イタリアでは、もともと、中国人が中華レストランを開いていたのがうまく行かなくなって
日本人のふりをして、日本食レストランに転向しているところも多くて

寿司とならんで、(中華風)焼きそばや春巻やラーメンがメニューに入っていたり

日本人が使わない、中華風の赤いぼんぼりや福の字か何かがひっくり返ったお守りみたいのがあったり
店内に中国人経営の香りが強い店ばかりで
作ってる人も見た目からして、中国人にしか見えなかったり

怪しすぎる日本食が多く

君たち、本当の日本食を知らないだろう、きっと。

本当は、もっともっと旨いんだよ

と言いたかったりするのです
実際は言えないけれど。

だから、将来的には日本の発酵文化や家庭料理をイタリアでつたえるのもいいなぁ、って、思ったりするのです。
多分、他にいないから。

そんなこんなで。
美味しい物好きの集まる食べ物の講座は最強だなって思ったし

2022年には、東京都中央区東日本橋にサロンを開く予定なのですが、そちらで
味噌づくりや麹造り、しょうゆ作りなどのワークショップも開いてゆくかと…。

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